刑務官の退職方法および手順に関する情報

転職

この記事では刑務官の退職手順を記載しております。現在刑務官として勤務をしていて退職を検討している方には参考になる記事になっております。

ちなみに私の場合は武道拝命として入社致しましたので一般で入社した方よりも辞めにくい環境の中での退職であったと感じております。経験者の方ならわかると思いすが刑務官ならではのルールなどがあるのではないでしょうか。

私のいた施設では退職までの手順がありました。この手順を無視してやめることを施設内では突破と呼び上の方からはあまり良い印象を持たれず残りの勤務期間に影響が出てしまう恐れがありますので、慎重に退職交渉ができるように頑張りましょう。

この記事で大まか流れをご紹介しておりますのでぜひご確認くださいませ。

退職時にやってはいけないこと

まず辞める上でやってはいけないこととありますが、これはあくまで穏便に辞めるための話であり、この行動をしてしまうとかなり施設の中で炎上してしまう可能性があるので気をつけましょう。

まず、私のいた施設での辞める際に絶対NG行動として冒頭で述べさせて頂きました、「突破」と言うものがありました。これは専門用語になると思うのですが皆さんの施設ではこの言葉を使うことはありませんか。

突破というのは段階を踏まずにいきなり幹部などの上の人間に報告することです。これをしてしまうとかなりキレられます。実際に辞めるから関係ないでしょと思う方もいるとは思いますがあくまで穏便に辞めることが大事なので「突破」は避けるようにしましょう。

退職報告後の残りの勤務期間に影響がでる可能性がありますのでお気をつけください。

退職の意思を伝える順番に関して。いきなり幹部は避けましょう。

ここからは退職の意思を伝えていく人たちの順番に関してご紹介をしていきます。

まず順番としては、雑務→→→→→夜勤監督→→→→→配置主任→→→→→管轄の統括

この流れで行けば突破でいくよりかは、間違いなく穏便に話が進むと思います。

そして、おそらくこれから刑務官を辞めようと考えているほとんどの方が現在、夜勤の班に属しているのではないでしょうか。それを前提にお話をしたいと思います。

上記にも書いてありますが、まずは夜勤部の班の人間から話をするようにしていきましょう。4日に1回、顔を合わせることになるのでここはなるべく慎重にいきたいところです。

伝える際は夜勤の中でもいきなり夜勤監督に言うのではなく、まずは「雑務」の人から伝えるようにしましょう。いきなり夜勤監督に言ってしまうと雑務の人からは嫌な顔をされますので報告の順番は気をつけてください。

雑務の人にはタイミングを見て、深刻そうに少しお話しできますか?と言えば大体の人はここで察すると思います。

そして「お世話になったのに申し訳ないのですが仕事の方を辞めることにしました。」とはっきり言い切りましょう。そして、「いついつに夜勤監督には言おうと思っています。」と言うようにしましょう。

ここで大事なのは、あくまで、あなたたち雑務の人には先に相談した上で私は夜勤監督には報告しますよっていう認識を持ってもらうことが目的です。

夜勤監督に言う際も雑務の方と同じように伝えていきましょう。ただここで必ず伝えて欲しいことは雑務と同様に次は「配置主任にはいついつに言います」と、これを必ず言うようにしましょう。

あくまでも、あなたたち夜勤監督には先に相談した上で配置主任には報告するんですよって言うのをわかってもらうためです。

ここまで言えることができれば後はもう平気だと思いますよ。1番言いにくい夜勤班の人たちに言えたのだから配置主任や統括なんて大したことはないはずです。

私はこのような形で順番に報告をするようにしました。

配置主任に辞めることを伝えるとおそらく別室に連れて行かれそこで話をすることになると思います。その際に管轄の統括も同席して3人で話をすることになると思います。

その際に聞かれることは

  • 何か嫌なことはされているのか
  • パワハラがあったのか
  • 辞める理由は何
  • 次に何をやるのか
  • 辞めることは親御さんは知っているのか
  • 借金はあるのか

大体こんな感じですかね、多分皆さん今まで溜まっていたことを吐き出したくなるとは思いますが、残りの期間を働かなければいけないことを考えたら我慢したほうがいいかもしれません。

そこは自分次第ですね。私の場合は不満はたくさんありましたが、適当に他にやりたいことがあるのでやめます。みたいな感じでした。結構しつこく何がやりたいのとか聞かれましたがそこも適当に答えましたね。

大まかな流れはこのような感じです。

ここまで、できれば後は本当にスムーズに話が進みます。配置主任から言われた通りに必要な書類を準備したり庶務課や用土課の人ともやりとりをして指示を聞く感じです。

退職検討中の皆さんどうでしたか。個人的には「突破」でいきなり統括に言ってもいいとは思いますが、皆さんの安全を考えたご紹介となっております。

最後に公務員を辞めることはすごく大きな決断になると思います。職業的な部分で向き不向きがはっきりしています仕事ではあると思いますが、本当に今辞めるべきなのかを冷静に判断することも必要になってくると思います。

公務員から民間企業への転職した感想なども別途ご紹介予定になりますので是非記事が出来ましたらご確認いただければ幸いです。

皆さんなの新たな一歩を心より応援しております。

最後までご視聴ありがとうございました。

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